2015年1月12日月曜日

【無料ツールで災害対策 vol.18】雨量情報を使いこなす(どこの雨量を見るか)

こんにちは。渡邉です。

今日はどこの雨量を見るかという話です。

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■見るべき雨量
「雨量計のデータを見る」というと、お住まいの場所から最も近い雨量計を探し出してご覧になることが多いかもしれません。また、河川の上流部や山間部の雨量をご覧になる方もいらっしゃると思います。

上記に加えてお勧めしたいのは、発達した雨雲がかかっている所の雨量を調べることです。

仮にその雨雲がお住まいの地域に向かってくる予測がある場合、その情報をもとに雨量の目安を得ることができます。短期的な雨雲の動きは気象庁の降水短時間雨量や高解像度降水ナウキャストなどを使って確認できます(降水短時間雨量についてはこの回、高解像度降水ナウキャストについてはこの回のブログで説明をしました)。

例えば下の図のような雨雲があった場合、雨雲がどちらに進んでいくのかということと、雨雲の直下でどの程度降っているか(10分間雨量を見ます)を把握します。雨雲が向かってくると予測されている地域では、そこで調べた雨量と同規模の降雨があると心づもりをしておきます。

大雨となっている所の雨量を参考とします
(気象庁データ)
























なお、ある場所の大雨が実際にそのままの状態でお住まいの地域まで移動してくるかは気象条件などによります。場合によっては移動する過程の中でさらに雨雲が発達して大雨となったり、あるいは雨雲の発達のピークを過ぎて弱まったものが流れ込んでくることもあります。移動の中で10分間雨量に雨量に変化(増減)があった場合は、その都度雨量の見積もりを変えながら影響を見定めていくということが必要です。

(「2014年8月の広島豪雨の場合(その1)」に続く)
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