こんにちは。渡邉です。 台風や発達した低気圧等による強風・暴風のピークを知る方法の1つに航空機用に発表される飛行場の予報が便利です。TAF(タフ)と呼ばれる「運航用飛行場予報気象通報式」のことです。 TAF自体は以下のように少し暗号じみています。 【那覇空港のTAFの例】 TAF AMD ROAH 111940Z 1119/1224 16025KT 6000 SHRA SCT008 BKN015 TEMPO 1119/1121 16030G45KT 1500 +TSRA FEW005 BKN008 BKN015 SCT020CB BECMG 1121/1122 19035KT TEMPO 1121/1124 19045G60KT 1500 +TSRA FEW005 BKN008 BKN015 SCT020CB BECMG 1123/1201 31015KT NSW BECMG 1212/1215 05006KT これを見ると現在接近している台風6号の風のピーク時間帯や風速・風向などが分かるのですが、一般的には上記の電文はなじみがありません。そこで役に立つのが こちら のサイトです。 http://www.time-j.net/Metar/Japan このサイトで例えば那覇空港を選ぶと、実況を示す情報であるMetar(メター)(左側)と予測を示すTAF(右側)の電文(冒頭のような暗号じみた文)が翻訳されたものを見ることができます。 那覇空港のTAFの例(右) TAFの便利なところは以下の点です。 強風や暴風が吹く時間帯が詳しく分かる 風速や瞬間風速を通じて風のレベルが分かる 嵐が終わる時間帯が分かる 那覇空港の上記の例でみれば、Metarに示された現状の南西 16m/s 瞬間風速22m/sという風よりも強い風(南 23m/s 瞬間風速 31m/s)が12日9時にかけて一時的に予測されています。 風速と体感的な状況や懸念される被害との関連性は以下の気象庁の表を見ると分かりやすいです。 風の強さと吹き方 出