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【オランダ】街だって浮いていれば沈まないじゃないか

こんにちは。渡邉です。 今日も特集記事をお休みして、さらりとオランダの水害対策の話題です。 数日前にまとめた記事( こちら です)につけた動画にはサッカーボールが半分になったような建物が写っています。我が家から歩いて5分程度のところにあり、先週末に近くに行ってみました。写真で見るとこれです。 水(マース川から入った湾状の場所)の 上に浮かんでいます この建物はFloating Pavilion(浮くパビリオン)と呼ばれているもので、3つの島からできています。高さは約12メートル、広さはテニスコート4つ分で、最大の特徴はどこでも移動させていくことが可能なことです。 このパビリオンは、気候変化などの影響を受けても沈まない都市を作るというパイロットプロジェクトとして作られました。将来的にはこのパビリオンで培われた技術が使われて、下の図のような都市が出現することがあるかもしれません。 沈まない水上都市のイメージ http://blue21.org/ 浮いていれば沈まないという発想はオランダ国内の住宅でも見られます。こちらについては後日紹介していきます。

【オランダ】世界有数のレジリエントシティー/ロッテルダム

こんにちは。そろそろ 特集記事 の続きに戻ろうと思いつつも、年末年始を挟んで腰が重い渡邉です。 特集記事もさることながら、私が住んでいるロッテルダムやオランダの話題も今年は少しずつ増やしていきたいと考えています。 ところで、たまたまですが、ロッテルダムは水害対策の面で世界的に注目されている街です。 例えばロックフェラー財団のプロジェクトに" 100 Resilient Cities "というものがあり、自然災害や社会の負の側面(高い失業率や交通問題、水不足など)に対してしなやかに対応している先端的な都市を世界中から選んでいるのですが、ロッテルダムは主に水害対策の面からこのうちの1つに選ばれています。 http://www.100resilientcities.org より ロッテルダムは人口約60万のオランダ第2の都市で、ヨーロッパ最大の港を抱えています。市域の約80%は海抜より低く、海面上昇や発達した低気圧によって引き起こされる高潮被害が主な脅威です。 そのロッテルダムは2007年にある宣言を出しました。それは、気候変化の影響に対して2025年までに100%対応するというものです。 それもあってロッテルダムは、デルタに位置する世界の諸都市の中で先頭を走ろうとしており、知識の蓄積や都市間のネットワークの構築に力を注いでいます。 そのうちの1つの試みが"Connecting Delta Cities"というプロジェクト(ホームページは こちら )で、ニューヨークや東京を始め、水害に対して脆弱性を持つ世界10都市がネットワークを築いて情報交換や情報発信を行っています(以下の動画で会合の模様が紹介されています。ロッテルダムの街の様子や1953年の水害の映像も含まれています)。 ロッテルダムは気候変化の影響に関して昨年開催された国際会議( Deltas in Practice: Deltas in time of Climate Change II )のホストしています。 ロッテルダム市役所の行政能力は現地の日本人コミュニティーの中から全く評価されていないので(他の市役所に比べてとにかく事務が遅い・・・)、外から見たロッテルダムと住民として中から見るロッテルダム...