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【オランダ】運河でスケートができる日はいつ来るか?

こんにちは。渡邉です。

今日は気象の話でも水害対策の話でもなく、ローカルな知識(Local Knowledge)に関する話です。

さて、オランダではここ最近、寒い日が続いていました。

運河や湖がそこかしこにあるのがオランダの風景で、先週金曜日にデンハーグという政治の中心地に行った時には池に氷が張っていました。

氷の上を鳥が歩いていました























氷の厚さは1センチ程度でしょうか























オランダ人は運河などが凍るとその上でスケートをしはじめるそうです。

どのタイミングでスケートができるぐらいの氷の厚さになるか?ということですが、日本人はその点の知識があまりないので判断が難しいです。

オランダに滞在する日本人はではどう判断しているかというと、「オランダ人が滑っているのを確認できたらOK」と判断を現地の人に任せます。

ではオランダ人はどう見極めているのか?ですが、ある人の話したところによると基準が3つあるそうです。

  1. 氷が張るような日が10日続かなければ滑ってはいけない
  2. 滑ってよいかをチェックする人がいるのでその判断を待つ
  3. 他のオランダ人が滑っていないところは滑らない
特に基準の1を耳にしたときは、まさにこれが地元民が持つローカルな知識だと受け取りました。2はどういう人か気になります。3は意外と慎重なのだなという印象です。

さて、氷点下の日が10日続いても日本人にとっては「ただ寒い日が続くね」で終わるのですが、地元の人たちにとっては「運河でのスケートの解禁日が近い」となるわけです。

これは、全く同じ気象現象を経験していても、ローカルな知識の有無で受け取る意味合いが異なってくるという例です。

運河の氷に限らず、集中豪雨と水害・土砂災害に対しても同じようなことが言えるのですが、これはこのブログの基本テーマの1つなので今後も様々な記事で紹介していきたいと思います。