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【日本・オランダ・オーストラリア・イギリス】気象機関のtwitterアカウントを見比べてみると?

こんにちは。渡邉です。

気象庁がtwitterを始めたというのが話題になっているので、少し便乗してみたいと思います。

実物はこれです↓

気象庁ツイッターアカウント
https://twitter.com/JMA_kishou


















各国の気象機関のtwitterアカウントを見比べてみると単純に面白いです。

▼オランダ
こちらは警報を発表していますが、割と事務的な印象で淡々としています。
https://twitter.com/KNMI





















▼オーストラリア
オーストラリアもごく最近、twitterでの情報発信を始めました(詳しくはオーストラリア気象庁のこのページです(こちら))。州単位の発表で、先行して3州が実験的に運用を開始しています。内容は現在のところサイクロンに関する情報をアップデートしていくものに限っていますが、今年前半には発信する情報内容を広くしていく予定とのことです。
https://twitter.com/BOM_Qld













▼イギリス
注意報や警報を伝えるだけというわけではなく、フォロワーが興味を持ちそうな話題を織り交ぜながら情報発信をしています。人の手を介さずに警報などを発信し続ける、Met Office warnings@metofficeUKというアカウントや、嵐に関することに特化したMet Office Storms@metofficestormsというアカウントもあります。
https://twitter.com/metoffice













ちなみに最近ではこのような記事が投稿されています。

なぜ寒くなっているかを天気図上で解説する記事


















なぜ雪の予報が難しいかという問いと答え


















ジェット気流の予測動画を使いながら
週末寒くなることの解説
























写真や動画を使って、分かりやすくコミュニケーションをとっていこうという意思が感じられます。イギリスは科学コミュニケーションの分野で力を入れ始めた国ということがしばしば言われますが、これらのツイートの背景にはそうした思想的なバックグラウンドがあるのかもしれません。

ちなみに日本の気象庁のアカウントではシステム障害に関して報道発表があった時にその情報を流すそうです。良い悪いではなく、とても日本らしい使い方だと納得しました。