こんにちは。渡邉です。 今日はロッテルダムから電車で15分弱のデルフト市にあるユネスコの関連機関、 UNESCO-IHE に行ってきました。災害に関するセミナーに参加するためです。 UNESCO-IHEは、水に関するユネスコの研究機関で、教育や研究、 能力開発などを行っています。 その建物に入ると壁に1本の水色の線を発見しました。 ↑下の階の上の方に水色の線がありました 線は曲がってそのまま階段方向へ。 ↑下の階と上の階を繋ぐ階段にも続いています これは海抜7.54メートルを示すものです。 ↑上の階の壁にも水位の線が書かれています 「なぜ7.54mか?」ということを同席したIHEの広報の方や 研究者に聞いてみましたが「分からない」と言われたり、 冗談で返されたりして、結局何だったのかは分かりません。 ところで、こうした水位に関する表示は 水害が起こった場所の記録として残されることが多いですね。 オーストラリアやニュージーランドで撮りためていたので、 ここで紹介したいと思います。 まずは、私が通っていたオーストラリアのブリスベンにある クイーンズランド州立大学構内の表示版2種類です。 こちらは校舎の壁に打ち付けてあったものです。 大学は川沿いにあるので、一部が浸水しました。 水害をもたらしたブリスベン川のほとりには、2011年の水害時の水位と 20世紀の最大水位である1974年の水位が示されています。 ブリスベン市内の公園にも水害の碑があります。 垂直に立っているモニュメントが1974年の水害時の水位を示します。 裏には説明も書かれています。 要約すると次のようなことが記載されています。 ・1974年の洪水は1893年以来最大のものであった。 ・1974年1月25日(金)から降りはじめ、翌日の夜までにブリスベンでは 375ミリ、内陸部ではそれ以上の降雨となった。 ・この大雨による洪水でブリスベンは大規模な浸水被害が起こり、