2014年12月20日土曜日

【無料ツールで災害対策 vol.9】今後の雨雲の動きをインターネットで見る(降水短時間雨量)

渡邉です。こんにちは。

今回は気象庁のホームページから確認できる情報の紹介です。

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■降水短時間雨量で雨雲の動きを把握する
昨日紹介した数値予報のデータが分かるウェブサイトとは別に、気象庁のサイトではこの先の雨雲の動きが確認できるページが3つあります。その3つとは、

   (1)解析雨量・降水短時間雨量
   (2)レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
   (3)高解像度降水ナウキャスト

です(2014年12月現在)。この先、それぞれについて説明をしていきたいと思います。

(1)の降水短時間雨量は今後6時間先までの各「1時間降水量」の予報です。情報は30分に1回更新され、以下の図のような形で雨の動きを把握することができます。

降水短時間雨量の予測手法(気象庁ホームページ*1より)

















降水短時間雨量を見る際には、黄色やオレンジ色などの暖色系の場所に着目します。以下の凡例のとおり、1時間に20ミリから30ミリが黄色(気象用語でいう「強い雨」)、30~50ミリがオレンジ色(「激しい雨」)、50~80ミリが赤(「非常に激しい雨」)、80ミリ以上が紫(「猛烈な雨」)です。

降水短時間雨量の凡例
(気象庁ホームページより)












これを踏まえてもう一度降水短時間雨量の図を見ると次の情報を読み取ることができます。

・1時間後の予測の図(左上)で高知県東部に赤色の部分があるので、これから1時間、50~80ミリの非常に激しい雨が見込まれている。
・3時間後の予測を見ると、高知県東部から徳島県にかけての暖色部分はほとんどかかっておらず、大雨は終息している。情報発表時点からこの先2時間程度がピークである。
・紀伊半島南部から三重にかけてはこの先5時間程度、非常に発達した雨雲がかかる。
・特に以下の○を付けた地域では発達した雨雲2時間後、3時間後、4時間後の予測でかかっていることが確認できる。この地域では、この先雨が強まり、3時間で90~150ミリ程度の大雨になる恐れがある(オレンジ色部分が3時間かかり続けるため)。
降水短時間雨量の予測手法
(気象庁ホームページ*1より)










・5時間後、6時間後の予測を見ると、大雨のエリアは愛知県東部から静岡県に移っていくことが分かり、時間雨量にして30~50ミリの激しい雨が見込まれている。

実際の降水短時間雨量の図は以下のページからアクセスして確認します。このページを見ると、過去6時間からこれから先6時間までの雨雲の動きをアニメーションでも確認できるので、雨雲がどのように発達してきてどう進んでいくか、いつがピークかなどが分かります。
http://www.jma.go.jp/jp/radame/


(続く)
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*1:降水短時間雨量の予測手法
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/kotan_nowcast.html