2014年12月19日金曜日

【無料ツールで災害対策 vol.8】今後の雨雲の動きをインターネットで見る(数値予報データ)

こんにちは。渡邉です。

テレビの気象情報を利用するコツを何回かに分けてご紹介しましたが、
今回からインターネット上の気象情報を利用するコツに徐々に移っていきます。

----------------------------
■今後の雨雲の動きを数値予報データで確認する
テレビの気象情報では今後の雨雲の動きがアニメーションで流れることがあります。この情報からお住まいの地域への雨量的な影響やそのタイミングなどがある程度把握できるわけですが、気を付けて見ていてもあっという間に次の予報に移ってしまい、うまく情報が取れないことなどがあります。

そのような時にお勧めな方法の1つは、気象庁がコンピューターで計算して作成した予報(数値予報)のデータを閲覧できるウェブサイトを参照することです。なお、海外、例えばオーストラリアの気象当局のホームページでは数値予報の結果が公開されていますが、残念ながら日本の気象庁のホームページ上では公開されていません。気象庁のウェブサイトに代わって、ここでは無料公開されている「GPV 気象予報」というサイトを利用します。

GPV気象予報

参照できる情報の例(降水量) (GPV気象予報より)


















初めて見るととっつきにくい印象があるかもしれませんが、画面左上の「モデル」で「詳細(039時間)」を選び、「エリア」、「雨量・雲量」を選択していくと上の図のようなものが見られます。「詳細」の方が「広域」よりもきめ細かく計算していることや、更新頻度が多いことから基本的にはそちらを見ます。時間を動かせるボタンも上部にありますので、これを使って時間を前後させながらどういった強さの雨がいつごろかかってくる予測になっているのかということなどを見ます。仕組み自体は単純なつくりであるので、ともかく手を動かして見てみると慣れてくると思います。

凡例を参考にしながら、目安として黄緑以上の色がかかっている場所を確認します。もし、何時間にもわたって黄緑以上の部分がかかり続ける場合は大雨の可能性があるかもしれないと判断してもよいでしょう。

なお、以前にも書きましたが、こうした数値計算の予測を参照する際は、(1)実際の降雨とモデルが予測している雨の場所や時間帯がずれる可能性があること、(2)雨の強さという面で予測よりも実況が多くなったり少なくなったりする可能性があること、(3)先の情報であればあるほど不確実になる傾向があること、(4)情報が更新されると(詳細版は3時間ごとに1日8回)予測が変わる可能性があることなどに注意が必要です。

----------------------------