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2015年3月7日土曜日

【コラム】よく見る情報の経路図に疑問を投げかけてみると?

こんにちは。渡邉です。

日本の自治体が作成する防災啓発冊子や洪水ハザードマップなどを見ると、次のような情報の伝達図がしばしば掲載されています。
三郷市の例(こちらです)















これに対して、例えばオーストラリアのクイーンズランド州が発行する防災パンフレットの場合、そうした図はなく、「チャンネルを合わせる」「インターネットで見る」「警報などを聞く」「そして行動する」という視点から組まれています。

クイーンズランド州の例(出典はこちら

















たったこれだけの絵の違いですが、災害情報の考え方が凝縮されていて割と面白いと思います。

日本の場合は情報の「伝達」が重視されているのでどのルート通って情報が流れてくるかが表現されています。オーストラリアの場合はルートは重視されず、どのメディアを使って何をするかという面から組まれています。

行政の立場から見ると伝達経路を載せたくなる気持ちが分からなくもないのですが、「経路はそこまで重要なのか?」と基本に戻って問いかけていくと、オーストラリアの例のように人の行動を中心として説明を組む方が本質的であるような気がしてきます。