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予測がどう転んでも耐えられる方法が一番の防災対策


気象情報を使って判断し、避難行動をとることは
正直に行って難しい部分がある。

予報は常に変わる。情報で伝えられていたよりも
事態が悪化することもある。

いつも適切な時に適切な情報が伝達されるわけでもない。

防災対策の上で一番効果が高いのは、
情報を利用しなくても安全が確保できる状態にしておくことだ。

情報や状況がどう転んでも、安全が確保できる場所にいれば問題はない。

気象庁は台風で記録的な高潮の発生が見込まれた際に、
「1階で就寝していると浸水で命を落とすことがある」と
呼びかけたこともある(2018年台風20号の例。下の動画参照)。



これも安全が確保できる状況を前もって作っていく工夫だ。

予測がどう転んでも耐えられる方法が一番の防災対策である。

災害のリスクが高い場合には、そのような工夫が
取れないかぜひ検討いただきたい。