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「多いところで○ミリ」の落とし穴


問題のある気象情報の伝え方の一つが、
「多いところで○ミリ」という情報だ。

例えばこのように使われる。


これは2020年4月17日にYahoo!JAPANのニュースで流れていたものだ。

では、「多いところ」とは具体的にどこなのか。

テレビのニュース(以下の例)やインターネットで公開される
この先の降水量分布の予測を見て、強い雨雲が継続的に
かかり続けると予測されているところが「多いところ」である。



「多いところで」という言葉だけでは伝えられていないことがある。
このことを情報の発信者は心得ておかなければならない。

同時に、情報の受け手側としては別の情報も利用し、
どこが「多いところか」を調べていくという積極性が求められる。